NY journal

今朝はとても静かな朝でした。
街の喧噪が消えてしまったかのようにひっそり。
窓から外を見たら、やっぱり。雪が降っていました。

朝起きて、窓の外が銀世界に変わっていると、
いつも不思議と気分が高揚してしまいます。
どんなに寒くても、それが気持ちよく感じたりして、

クリスマスソングを聴きながら、
美味しいカフェオレでも入れよう！！

なんて元気が出てくるのです。
去年の冬の終わりに、
こんな朝にぴったりの本を姉からプレゼントされました。

『era inverno』 Aoi Huber-Kono

日本の偉大なグラフィックデザイナー、河野鷹思を父に持ち、
そして自らもグラフィックの世界に進み、イタリアのグラフィック
デザイン界でも著名なマックス・フーバーと結婚。
かのムナーリとのコラボレートでも有名な葵・フーバー・河野。
こんなに凄い経歴の持ち主なのに、この本を手にするまで、
名前を聞いたことすらなかった私。

2004年にこの本が復刻されてから、あちこちで彼女の名前や
作品を目にすることになりました。

絵本としても、グラフィックデザインとしても美しく、
雪が降ると手に取りたくなる大切な一冊です。
タイトル：『era inverno』
著者：Aoi Huber-Kono
出版社：Maurizio Corraini s.r.l.
2004年11月復刻